Title : 都会見物に来たサボテン
田舎暮らしから都会暮らしへ。理由は様々。戻る人もいれば二度と戻らない人も。戻りたくても戻れない人も。
田舎にはプライバシーがない。その点、都会は気楽。これが都会人の共通認識。ネットでプライバシーを抜かれることがあるが、隣人達の噂話とは別物。
文明は進み、あらゆる事柄が効率化され便利になった。全ては効果的でなければならない。人と人の交わりから生じる一切の生きる意味、それはむずかしい。悩む。答えが出ない。どうしてよいか分からない。疲れた。もうイヤダ。
だったら、やめてしまえ。
人と交わるのをやめ一切の交流を遮断しようという試み。それこそが安全で効果的な人生設計。忙しい。24時間では到底足りない。自分の時間を確保する意味でも、人付き合いの停止は、省略は実に効率的だ。
今やこれが都会人の共通認識なのか。なりつつあるのか。文化として公認されるのか。
一流企業の衰退が始まった。これは一部で一過性のものなのか。それともドミノ倒しの序章か。