ヒップホップと福音派 / 旧モラルと新モラル

Title : 新階層

 

 

感覚的、刹那的、動物的反射。世界は享楽的な誘惑に溺れる。

2018年のグラミー賞はヒップホップ時代をダメ押し完全宣言、教会福音派の美徳や常識、理想論を全否定し現実世界を真っ向から直視するリアルな歌詞が人々を捉えて離さない。

キリスト教は時代の流れに左右されない人間不変の在り方を厳守、ヒップホップは時代の流れのみを追う現実的で実際的な狩人。Jay-Zはオレ達黒人を支配出来る時代は終わったと快炎を吐く。

マネー、SEX、ファッション。自分が何者なのかを宣言し、力のみが全てだと鼓舞する。これがオレの、私のアイデンティティだと。プライドなんだと。

日本も負けずにマネー、マネーでカジノ構想、外貨獲得に意欲を燃やす。ギャンブル依存症対策、その具体的青写真作成は構想段階で政治家の義務。そこはスルー。いつもながらアイデンティティー抜き、プライド抜き。

だけど、しっかり享楽的な惑溺はイッショ!。世界にしっかり付いていけてます。

世界は不思議に満ちている

 

 

昔に比べ、やたらと「有り得ない」を連発する若者が増えた。余りに小さな自分だけの世界の中だけで暮らしているせいなのだろう。なるほど、それなら日常遭遇する大半はアメィジングだらけ。納得。