Title : ツクシてちょーだい (円内がスギナ)
花見宴会に興じる人々から一転、多摩川の土手でやや肌寒い夕刻風に髪をなびかせながらモクモクとツクシを取り続けるオバアチャマに驚き、助っ人として援護射撃。ツクシの時期も終盤とか、残り僅かとなり大半はスギナに成長してしまったとの事。
ツクシがスギナに変わることを知らない人は多い。昔の “ ツクシ誰の子スギナの子 ” はもはや死語。オヒタシにして食べるのだそうで、やや苦みある味覚はお母さんを思い出すという。
ボクが見つけた数十本。へなちょこ助っ人はそれを進呈しフラフーラと退散するのであった。
♪ アア ボクの時計はあの時のまま
風に吹き上げられたホコリの中
二人の声も 消えてしまった
あれは 春だったね
■ 吉田拓郎 / 春だったね