Title : 成人男性の魂 / 高速度顕微鏡で撮影。実長約2ミリ、重さ6.9トン。俗称カレーパン (店頭販売時は急に軽くなる)。
西川峰子は、楽曲あなたにあげるの歌詞の中、ダダこねておるようですな。好きになってはいけないなら、何で逢わせたのか、こうまでさせたのか、と。ヤダヤダ、あなたにあげると繰り返しておられるのですヨ。
あなたにあげる 私をあげる
ああ あなたの 私になりたいの
といったようにねぇぇ……ハゥォクッ!。もらって頂けませんでしょうか?、と控えめに出るのではなく、
あげンだから受け取りなさいヨォーッ、早くッ!、一刻も早ァくゥーッ!
とゴリ押出来るのは女性だからこそ。微笑ましいッちゃあ微笑ましいが、当事者男ったら顔面蒼白、これってイマドキなら逆セクハラぞなモシ。
西川さんは更に楽曲はじめてのひとの中でさえ、ブレることなくキッパリと、
この指 この胸 この心
あなたひとりに
あなたひとりに 捧げたい
と主張して譲らないのです。愛らしくもあり微笑ましくも有る。当事者男性でないならば。両想いならこんなに女性が一気に激白せんですモン、モンキーダンス。あと、モンツキハカマ。山口百恵さんもひと夏の経験で、
あなたに 女の子の
一番大切なものを あげるわ
と。作詞者はみな男だから本当のオンナゴコロを歌っているとは限らンではなかっぺか!というお方も実在するとは思いますヨ。しかしながらッすねー、
一途で真面目な女性の場合、初めての人は当方から指名させて頂きマッス!、という話よく聞きますバッテン。自分で決めたなら後悔しないし傷つく程度も軽く済むし、酢飯、は女性ならではの考え方カモ、鴨川シーランド。
ぼくの魂 きみにあげよう
悲しい程に 愛しているんだよ
きみを きみを
ぼくの魂 きみにあげよう
この手のひらに
夜ごとの歌声を きみにあげよう
愛するきみをいつまでも
離さない 離したくない
ぼくの魂 きみにあげよう
うちひしがれた 心に勇気を与えてくれた
〈ザ・ゴールデンカップス / 愛するきみに〉
魂を受け取って欲しい。そう言われたら?。ハン?。何という極上の愛、もしくは気分的に悪魔な私?。気持ちを、心を受け取って欲しいなら分かる。し…しかし…たッ、魂………あのゥ、私どうすれば…。あなたに乗り移りたくないわ…。
マジメな話、ボクの見解としてはでんな、この楽曲が発表された年直前にビートルズが来日、その影響でティーンエイジャーの恋愛が爆発。しかし、国内では大学生らの学生運動が爆発真っ最中、東京大学講堂占拠事件まで勃発。
日本の将来を真剣に考えている若い男達が女性に愛を告白する時、いいかい、これからボクがきみにあげたいものはね、ビートルズの歌う恋心ではない、次元の違う何か、もっと崇高なものなんだ、そう伝えたかったのではないか、と。
で、心、気持ち、ではなく魂になったのではないかと。
女性が男性に魂をあげる、という発言、オカルト映画以外で聞いたことないです。魂をあげようとするのは常に男の方ですヨ。
だって女のヒトの魂って子宮のような気がします。男はソレ持ってない。
持ってないから言えちゃうんじゃないのホーッ!だ。