金相場下落要因の死角 / 黄金を吐く犬は嫌いですか

Title : 黄金の垂れ (甘口)

 

 

2018年は戌年。ここ掘れワンワンの戌年、♪ 正直ジイサン掘ったれば 大判小判がザックザック、ザックザク、の戌年。

少子高齢化社会であるところの日本に於いては、投資で手堅く儲け続けておかないと老後は悲惨という有様。何ぞ起死回生の逆転満塁サヨナラ・ホームランでもないもんかと皆口を揃えて溜息ばかり。今もこの胸に夏は巡る、四六時中も好きと言って、夢の中へ連れて行って、などと歌っている場合ではないのだ。

そんなわけで発売されたのが砂金発射犬ゴル。毎日夕刻になると約2キロの砂金を毎時0.3秒で発射し続けるステキな愛願動物。シバ犬の改良種でバシ犬というそうで、ビシバシいくという。

去年まで赤山犬寝(株 / アカヤマ・ケンネル)で1頭を2300円をで販売していたそうだが現在は在庫犬2万頭が脱走したため販売出来ないそう。今年、カリブ海沿岸で4000頭が花札賭博中に逮捕されたという風評被害も報じられてはいるが真意はさだかではない。

いずれにしてもケーキ動向を大きく左右する犬だけに今後の誕生会やオヤツ購入に大幅な乱れを呼びそうな気配。

2018年こそ庶民に大規模な福の神還元祭が催されて欲しいもの。先の渋谷におけるハロウィンでバシ犬が女子高生らに撮影され衝撃写真が全世界を駆け巡ったが、のちにバシ犬ではなくパシリ犬 (ぱしりいぬ。バシの亜種でニッケルを吐く)と判明し多くの人々を落胆させたのは記憶に新しい。

イヌキ(犬抜)の住宅はもはや考えられない時代になったようでは、ある。

清水ミチコのさとうきび畑 / 武道館で聴く反戦歌

Title : 怒りのドラミングに乗れ

 

 

芸人と称する清水ミチコなる人がいて、反戦歌の ♪ さとうきび畑 ♪ を顔歪め熱唱している様子をピアノで弾き語り、観客席から女性達のウケ笑いが聞こえてくる。

YouTube動画のコメント欄にはヤンワリ非難する声が多数、腹は立つが面白い、という声も混じる。

現在の日本が如実に浮かび上がる良いサンプルだが視聴はオススメしない。卑怯な人間のアクセス集めの術中にはまることになる。が、聴いてしまうところがジレンマだろう。

物真似、モノマネ。面白ければ何でも許される寛容な国。歪んだ醜い寛容さ。

日本が、かつて戦争を起こした側の国だという自覚のない清水ミチコが、恥知らずな行為をステージで有頂天歌唱し、戦没者やその関係者のことなど他人事だと思っている観客が面白いと楽しそうにアホーマンスを楽しむ。

核弾頭が落とされ煉獄をさまよう人のうめき声が面白いからといってマネる。死にざまが可哀想だけど面白いといって真似る。それと清水ミチコのさとうきび畑と一体何がどう違うというのだろう。

戦没者のご遺族は当然ご高齢であって、弱者虐待の意味合いも加わる。高齢化社会への上から目線だと言いたげに。

人が打ちのめされ苦しんでるのは面白ェ!。

とは誰も思わないはずです、と歌い手が確信したとしても、反戦の祈りはフザケたお笑いと称するイジメの恥ずべき醜悪楽曲演奏の対象になってはならない。断じて許されない。コンサート会場でウケ笑いする女性達の笑顔を見れば、子供も真似て笑う。ああ、これはアリなのだなと。

森山良子の持ち歌なので、彼女と同じ番組を進行している相方のアタシには

さとうきび畑を茶化す免罪符がある。

と勘違いしているのかもしれないが、森山良子の作詞作曲でもなく、また彼女が道徳や倫理の番人というわけでもない。むしろ、楽曲を茶化すことを許している姿勢は彼女の反戦への祈りがお粗末極まりないものだと立証したことになる。

近年よく日本人が口にする、

私達は一体どこで道を間違えたのか

という言葉。間違えたポイントは星の数ほどあるが、この清水ミチコのアホーマンスも間違いようもなく、そのひとつ。

人の仕草やクセを真似てステージ上でパフォーマンスを行うこと自体は悪い事ではない。問題はマネのテーマだ。

人を貶める、辱めるといった侮辱的行為が、たかがお笑い、たかが芸という名のもとに許されてはならない。

自他共に有する人権を軽んじ裁判制度を大仰にとらえる日本人社会ゆえに許される非人間的行為の是認。日本だからまかり通っているが、先進国なら即座に訴えられている。日本のモラルは今や先進国の水準にない。

清水ミチコのさとうきび畑、いいネがダメネを圧倒的に上回る。つまりはこの記事も、このブログもダメネの評価噴出なのだろう。

ちょっとお遊び、メクジラ立てずに本家と聴き分ければいい、と言う人も居る。物議を醸しだしてこの楽曲を広く広めようとしているんじゃないか、という人もいる。こういった考え方を詭弁といい、偽善という。その論法で

ちょっと同級生からかっただけじゃんかー、傷つき過ぎなんだよー、大げさにしやがってー。

アイツの服のダサさを指摘して皆に広くステキなファッションを推奨しただけだろー。

 

日本では盆栽と聞けば多くの日本人が

老人の余暇

というイメージを持つ。欧州の広範囲にわたり盆栽は精神世界の小宇宙として高く評価され、たしなむ人は圧倒的数を誇る。

日本国内においても盆栽の大家に弟子入りする外国人が俄然多く存在する。

つまり、多くの日本人は日本人の心になど関心はなく、今後は外国の人々がそれを継承してゆくことになるのだと思われる。日本人社会が継承に躍起なのはイジメ行為の結果、テンマツだけだ。

 

何故、さとうきび畑でなければならなかったのか。何故、星の数ほどある楽曲の中から反戦歌でなければならなかったのか。

 

 

ざわわ ざわわ ざわわ

青い さとうきび畑は

ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りすぎるだけ

あの日鉄の雨にうたれ 父は死んでいった

暑い 日差しの中で

 

究極のダイエット法 / 脳をややこしい勘違いから救って痩せよう

Title : ご自分の右脳と左脳にセルフ・マインド・コントロール

 

 

ボクらには、美しき誤解だの勘違いだのって案外多いんですネ。しかも大規模な…社会ぐるみの集団勘違いってイヤよねぇ~。今回はそんな子供じみてて無邪気なボクらのバカさ加減を暴露…。

もーすぐカニの季節じゃぁないですかー。カニっちゃァ、毛ガニ、ずわいガニ、たらばガニが三大スターという名の御三家でショ?、いわゆる。

その、たらばガニは実はカニではなくヤドカリの仲間だって知らない大人が多数ひしめく日本社会の現状どうヨ。ヤァね。

これって例えるなら、ヤドカリをヤドカニだと思い込んでるってことでしょ。ヤァね。ボクったら、今まで途方もなく巨大なヤドカリに舌鼓(したつづみ)打ち鳴らしてたッてへわけ?。

そんなわけでカニ御三家は空席が一つ出来てしまいましたのでガザミかなんか入れます?。或いはシャンハイガニなのでしょうか消化不良。

 

このような愚かな誤解をもう一つ。蟹の勘違いは大して重要じゃないけんども、こっちは全身に冷水浴びせかけられたヨーなショホックを受けるオカタ、多いカモ。特に女性。

「私これ好きなんだけどー、カロリー高いから食べると太っちゃうんだよね~」

と毎度口走りながら食べる。すると脳は、

“ 結局食べたわけだから太ることを容認したんだな? ”

と納得し身体に余分なカロリーをぜい肉として蓄えることに全くチューチョしなくなってしまうという盲点中の盲点、知ってましたかァァァーッ!。

ヒェェアアアアーッ!。

ボクらもっともっと脳のこと良く知らなきゃダメじゃありませんかァーッ皆さん。

んで、脳は持ち主がダイエットしてるって意識ないから、持ち主が色んなダイエットサプリメント取り込むたびに、

何だこれ。?。?。……とりあえずキープしとくか。あ、キープってぜい肉置き場配送ネ。

 

ホントに痩せたきゃ、正解は、美味しい、美味しい、アリガトーしか口にしないで食べること。もちろんカロリー計算してダイエット意識モチモチで生きてらっしゃいな、これからもほー。脳には内緒でコトを継続。

要するに自分の耳が聞いてることは、同時にイチイチ自分の脳も重要情報だと正座して拝聴してしまうってことネヘ。

承りました、これって毎回言ってるよね、脳にタコ出来ちゃってるじゃんて感じ。ちうことは凄く大事な情報なわけなんだなコレが。と思い込む。

スポーツ選手が表彰台に上ってるイメージトレーニングしてるって話、誰でも知ってるのにサー、自分の脳にありのまま情報を間違ったやり方で与えちゃってるって情けなくって目薬探しにいくって話。涙出ないから。

脳は事実と嘘の区別が完璧に出来るわけじゃあナイの。持ち主が嘘を本気で信じ込んでいた場合、それを友達が嘘だって指摘したのに、持ち主は本当だ事実だって言い張って考えを頑として改めないバハイ、さて、

脳にとってそれは真実?、それともウソ?。

 

「どうせオレはダメな奴だよ」

毎回口に出して言ってんのホ~。脳は繰り返し与えられた情報に忠実であろうとする。

タヌキ達の誤算 / 都会のタヌキ / イメージこそ全て

Title : 色白タヌキ

 

 

 

Title : タヌキの威を借るブタ

 

 

 

カチカチ山(日本の民話)の汚名や

分福茶釜(日本の昔話)の醜態はあるものの、

その狸エピソード、今や人間の間では薄れつつある。

それに引き換え、依然として人気も色あせぬは

タヌキが主役のスタンダード数曲。

♪ タンタン タヌキの…… ♪ 、や  ♪ 証城寺のタヌキ囃子 ♪ 。

しかもこれらは単にスタンダードであるばかりではなく、

証城寺などは野口雨情作詞、中山晋平作曲

という日本を代表する偉大な作詞家、作曲家の手によるもの。

つまり、これらが歌い継がれているという事実は、

日本におけるタヌキの地位が

ゆるぎない不動のものだ

と証明したも同然、

タヌキがいかに民衆に愛されているか

吹聴して回っているも同然なのである。

 

これらの認識を踏まえ、

食料不足の折から、タヌキ達は大都会東京で

人々と共に暮らす事にした。

何しろ、自分達は一般大衆に愛されているのだから、

餌を分け与えて貰えるはもとより、

少々ならば人間の食料を失敬しても

オトガメはなしであろうと。

 

しかし、タヌキ達の認識は全く見当はずれのものであった。

住処(すみか)を出入りするタヌキを

目撃した人間達は目を剥いて仰天し、

役所へ駆除を求める者、石つぶてを投げつける子供など

が続出したのだ。

タヌキ達はひどく混乱し、

ある満月の夜、

都内近郊在住のタヌキらに集合命令をかけ、

この認識のギャップについて真剣に論じ合うことにした。

3時間にも及ぶ激論の結果、

遂に、大多数タヌキの納得が得られる結論に至った。

最終統一見解は、下記の通り。

 

楽曲のユニークさを面白く感じたマスコミが

人々にこれらを大々的に宣伝した。

思惑通り、これらの曲は大衆に親しみをもって受け入れられ、

いつしかタヌキは

面白可笑しいキャラクターと認識され、

広く愛されるに至った。

しかし、実際のタヌキはポンポコお腹でも何でもなく、

腹鼓(はらづつみ)も打たなければ

犬や猫のように、

人間に対して愛嬌ひとつ見せることもなかった。

追い打ちかけるように、

タヌキは気性が荒く、危険であるとの情報も流れてしまい、

とうとう人々は実際のタヌキを否定し、

自分達が作り上げた、

偶像としてのタヌキだけを

真のタヌキとして認知するようになった。

 

「では、我々は一体何者なのか」

ソバ屋入口脇に置かれたタヌキの信楽焼を指差し、

1匹の青年タヌキが長老に尋ねる。

 

「我々はチツテトだ」

「意味を教えてくれ」

「タ抜きだ」