地球温暖化により日本列島が大移動 / 2020年問題を考える / 今さら北国の春

Title : 「オット。あんたら誰よ」

 

 

地球温暖化の影響で潮流が劇的に変化、日本列島が流され始め、専門家の予想通り早ければ2020年、日本列島は北極氷島に接岸し合体するのは確実との見方が最有力となった。

「TV局あっちこっちで特集番組やってますよねー。年号改元発表に併せて新国名全国公募とかー。日本人の熱狂ぶりはオーバーヒート気味なんじゃないんですかー?。たかだか夏のレジャーがなくなるってだけの小さい話じゃないですかー」

との街の声が主流だが、気になる新国名、照れ朝の公募結果では北極と日本を合わせたJP北日本が最有力。

「私達北国の人間としては馴染み深くていい国名だと思う」という声がある一方、

「だったら南日本だっていいじゃないか。北極に接岸するったって南極もよろしくって話だろ」とは関西圏の反論。

しかし、今年末に漂流中の列島が熱帯モンスーンに飲み込まれた場合、潮流変化によって北極ではなくオーストラリアに接岸合体する可能性もいなめないのだと専門家。

その場合、新国名はジャパラリア、オース日本となる可能性が高いと1月4日の内角低め感冒長官の談話。また長官は、

「我が国が極東から北極圏に移動したとなると経済が大打撃を受けることが考えられます。例えば、宅配便はシロクマヤマトに変わるでしょう。バナナで釘が打てることからトンカチ産業は衰退するでしょう。政府の税制調査会は、現金ではなくビットペンギン(仮装ペンギン。別称コスプレペンギン)での税金支払い制度をただいま検討中であります」

 

チマタのつぶやきとしては、「ネットじゃ早くもオットセイの肉を柔らかくする調理法とか動画で流してるじゃないですか~。アレってどこで手に入れたのかなー。動物園?」といった意見が主流。つまり北極移動には比較的無関心。

日本列島が行き着く先が何処になるにせよ、日本から四季が無くなってしまうのはほぼ確実で、野球やサッカーもなくなりアイスホッケ(冷凍ホッケををゴールにシュートするゲーム)が主流になりそうだ。

◆ 1月4日付 日本掲載新聞朝刊 4コマ漫画より抜粋