マウンティング / 甘やかし / 勝敗はどちらに

Title : こッ、これで乗っかられたらッ!

 

 

 

「ゴハン物ってお寿司だの弁当だの色々あるけど、結局一番おいしいのはオニギリだな~」

とコンビニ帰りの友人。まあ…。一番とは言わないですが、そう思える時も確かにあります、この私でさえ。

そう言う人が多いからと言って、オカズ盛りだくさんの弁当より高い値段がつけられるわけではありません。

そんなの当たり前じゃないか。と避難ごうごうな場合、これは?。

芸能人とは芸の能力な人と書くわけで、芸人も芸の人なわけで、タレントという言葉も本来の意味は才能、素質なわけなので、

日本に於いて、今や、遂に、何の秀でた才能や特殊技能など持たない、とりえのない(中には、実態は秀でた芸能力を有していたとしても全く持っていないように装う人も)人こそが人気タレントの代表格になってしまいました。

外見的に秀でていれば人気。これは今も昔も国内外問わず当たり前。普通の現象。それ以外の、

イマドキの風潮は、あらゆる意味合いでイラッとしない人、ウザくない人、見ているコッチが常に上から目線でいられる相手、パッとしないモテモテになど絶対成り得ないような人、が人気。あるいは同情票的な好感度アップ。

つまり、こちらが優越感を多少なりとも持てる相手がOK。それってマウンティング願望の満足ってやつでしょうか。

でも、このことは?

苦戦苦闘して磨き上げた才能などまるでなく、ただオトボケ雰囲気でモエ~、バカっぽく見せてアハハこいつバカ~、な人々が、ただそれだけで年収何億円も稼いでいる現実。

と、ということは?

実際マウンティングでコチラの、視聴者の上に乗っかってる人が画面の中の人?。

要するに、視聴者が甘やかしてあげた相手が高収入?。こちらが受け取るサービスに見合う収入?。

こういうのって、あの話に似ています。

養殖業者が海のイケスで人気食材魚を養殖。釣り人がやってきて、イケスのすぐ外、傍で釣り。イケスの網から流出するエサ目当てに大物魚が周辺にウロウロしていることを知っているからです。

結局、釣り人はイケスの中の魚より3倍もある大きさの魚を釣り上げる。

何故なら、狭いイケスで育つ魚より、海原泳ぎまわる魚の方が成長速度制限がかからない分、ドンドン大きくなるからです。この話は事実です。

努力する人より努力しない人の方が儲けが多い。なんて、誰だってイヤなはずなんですけど、マウンティング主義の人がソレを許してしまう不作為の結果って、どんなもんなんでしょうか。