Title : 緑のルーレット
4月ともなれば本格的な緑の季節。ともなれば焦点となるのは人知れず水面下で行われる有名でかつ無名な “ グリーン・ピース作戦 ” でありましょう?。若葉が芽吹き急速に成長、グリーン・ブラッサムの躍動にフレッシュマン達も負け…じ…と………。
四月は新天地に突入する人多数。新しき職場に新しき環境。見ず知らずの顔、顔、顔、そして新しき仕事内容に習得すべき一切。それらが一気に襲い来るのでありましょう?。
♪ 期待と不安がひとつになって 過ぎ行く日々など分からない
とクリスタル・キングが熱唱したような四月が終わり、陰鬱にふさぎ込む人々が多数見受けられる五月。これは日本人周知の有名なる現象で “ 五月病 ” と呼ばれておりましょう?。
あまりに風物詩的なこの五月病、その症状の重さが近年ますます過酷になっていることは余り紹介されておりませんです。広く深く取り上げますと消費に影響しますんでしょう?。触らぬ神にタタリなしだなんて残念でありましょうね?。
ひと昔前より、人とじかに接するのを嫌うシャイな人々の台頭が顕著になり、ひとたび排除社交を始めますと、最早自分の力ではコントロール出来ない程に人嫌いが加速してしまうものだと人間心理学では警告してたり致しましょう?。
そんな振り子が振り切れる時代ではなかった頃から五月病は歴然と存在していたわけで、今、五月病がいかに社会病にまで格上げされたかお分かりいただけましょう?。だって五月が発症、治ることなく月次悪化の傾向をたどる深刻さが今なのでございますね?。
五月病こじれ、以降再起不能にならないために、四月は対抗訓練月間に指定する必要性、必然性がございましょうね?。
「こんにちは」を必ず笑顔で、相手の目ではなく首元を見て行う。ハッキリと腹に力を入れた声で。相手の目をシッカと見れば、若輩者の挑戦と解釈されかねないでございましょう?。
挨拶訓練で、まずは人馴れ。徹底的に挨拶。オジギはアゴ下げる程度では絶対に逆効果、やる気なしのスタンプは素早くペッタラペタラコ、ペッタッコーと水木しげるの漫画のごとしとなりましょう?。
しっかり、深々とオジギしませうね。ゆっくりだと一層誠意が伝わりましょうね。つまり、本気で、ていねーいに行うのでしょうね?。世界お辞儀コンテスト決勝に臨んでいる心持ちで行えば完璧でせうね?。
アナタはシッポを振ってくる子犬と、何考えている犬と、どっちが許せますでせうね。人間同士ならそれがもっともっと顕著でございましょう?。
そんなことぐらいで五月病を回避出来るか?。回避出来ないかもしれませんが、再起不能にはならないと思われますです。アイサツだけども徹底すれば、それは必要最小限とはいえ、鉄壁の者後述となりましょうね?。とっかかりとしては最も簡単で効果的ではありませんか?。
こちらの誤算は、こちらが相手の縄張りに入ったのだ、という認識がないということ。郷に入れば郷に従え、は当たり前。それよりもっと大切なことって、ありますでしょう?。
相手を怖がらせない事。
何を考えているのか相手にハッキリと伝えることですって!。実は相手だって恐いのでしょう?。海の者とも山の者とも分からないのですから。
私は学ぶ気持ちがあります。縄張りに入れて頂けますよう、頑張ります。
この思いを相手に伝えず、さぁ、教えろ、こっちは新入社員、新入生、知ってるそっちが教えるのは当たり前、ではソッポ向かれるのは必須でせう?。
それは勘違い。お願いします、宜しくお願いします、が運命を左右しますでしょう?。
自分にも相手にも伝わる宣言はコレ。
「本当に、宜しくお願い致します」
ワタクシ個人の見解。五月病重症に陥る方は、自分の未熟さを認めず、相手のせいにして自滅してゆく。これでございましょうね。開き直って、未熟当たり前、成熟した自分をお世話になった方々に見てもらう日を楽しみに頑張ろう、な人は落ち込んでも結局復活なさいますね。素晴らしい季節であると思いませんか?。