Title : かろうじて2尾
先の記事で、川崎殿町浮島釣り園はコマセ汚染のない最後の聖域、と書いた手前、気になって昨日2019年6月14日、釣行。
結論は、最悪のコマセ汚染釣り座に変容してしまっていた、と報告せざるを得ず。
釣り座に設置された高さ約80センチのゴミ箱は全て満杯。ほとんどが残ったコマセ廃棄。よって悪臭が漂っていた。数年前まで、これらのゴミ箱は満杯状態になることは稀、GWなどに数個のゴミバコが満杯になるかならないか程度、コマセ廃棄はほとんどなく悪臭も無し、だったが。
昨日は満潮が昼3時30分あたり、私は1時30分から6時30分までの釣り。
釣り人は当初10名ほど、その後入れ替わり立ち代わりで常時15名ほど。役半数がコマセ撒きのサビキ釣り。一人が18㎝ほどのサバを釣り上げた他は釣果確認出来ず。つまりこのサバは群れからはぐれ迷い込んだハグレ者。
私はテンジクダイ9㎝とイシモチ30㎝の2尾のみ。
テンジクダイは初。浮島でも初かもしれない程の驚愕釣果。成魚で10㎝、カマボコの原材料にもなる美味な魚。水深100mにまで生息できる魚が何故、水深3mの浮島釣り座に???。
これだけは言える。たっぷり房掛けの青イソメを極小魚が独占出来る。大きなフィッシュイーターが居ない証拠。
城南島海浜公園、鶴見フレーユ裏に続き、ここ浮島釣り園もコマセ汚染で居つき魚トンズラ。かろうじて釣れる魚は回遊魚のみ。すなわち、フッコ、サバ、サッパ、コノシロ、イシモチなど。
居つきのウミタナゴやメジナ皆無。
水質汚染に強いコノシロは数年前まで釣れない釣り座だった。巨大ソイがここで釣れたのも納得。ソイも汚染に強い。マハゼしかり。
イシモチは群れで移動。私は遠投80mでやっと1尾。さすがにヘチから離れるとコマセによるメタンガスは薄まる。故に釣れたものの後が続かない。真夏まで数釣りは無理かもしれないが再び行く気なし。
常連とおぼしき人が帰宅前に残ったバケツのコマセをヘチ海底に廃棄。自分で自分の釣り座を汚染して魚が釣れない環境を作っている。
何故、東京都はコマセ撒きを禁止しているのか考えたこともないのだろう。知らないのかもしれないが。
以前の釣行では沢山釣れたメジナ、キス、ウミタナゴの姿まるでなし。小さなアナゴは時々釣れた。アナゴも汚染に強い。
甘い重油の匂い漂う京浜工業地帯の石油コンビナートの夜景見ながら家路。光化学スモッグで目に痛み。魚は汚染魚なので持ち帰らずリリース。
アジ釣りたさにコマセ撒きのニワカ釣り人爆増。水を差すようで申し訳ないが、大勢が一斉にコマセを巻くと、数で勝るコノシロ軍団が大挙押し寄せ、小集団のアジはソレを避け沖を移動するようになる。
コノシロも、汚染され過ぎたヘチは流石に避けるので、あまり釣れない。
釣り人が無料釣り座を廃座に変える時代が到来した。