Title : は、はじめまして…とかッ
イメージは実力を超えるのか。超える。或いは、超えることが多い。
サザエさんのカツオが時代の最先端をゆくスタイリッシュ・ヘアだったら?。サザエさんが髪梳きまくり今風ヘアだったら?。
イメージの変容は視聴率の実績や実力に明らかな影響を与える。とボクなどは確信してしまう。ロング・セラーのサザエさんなればこそ、その時代時代の流行やファッションを番組中に取り入れたっていいハズ。むしろ自然。共感だって呼びやすい。なのに何故(なにゆえ)?ホワイワイ、どうしてそれはご法度なのかしら。
視聴者がそれを許さない。時代の新風をサザエさん作品に取り入れたが最後、最早それはサザエさんではない。似て非なる物、なんちゃってサザエさん。別の何か。一度人々の間に深く深く定着してしまったイメージを払拭することは並大抵のことではない。というより危険。イメージの一変は人気の一変とイコール、それは容易に想像がつく。
以前、“ 嫁ブロック ” なる言葉が巷で囁かれていた。流行り言葉だが、その意味は昔なじみの行為。夫の転職を妻が反対する、は至極当然だから。
転職を真剣に考えるご当人、転職は他人が自分に貼ったイメージ、そのイメージを払拭する千載一遇のチャンスなんだと考えたことはあるだろうか。転職先が異業種でも同業種でも関係ない。アナタ自身のイメージ、その新たなる構築のことだ。それと真剣に向き合った経験があるだろうか。
巧妙に、慎重に、計画的に、アナタの手で細部に至るまで練り上げられた、自分という名の商品イメージ。
具体的には事細かく様々ある。一番手っ取り早いのは外見イメージの払拭。ビジュアル的なイメチェン。髪型、メガネかコンタクトか、ポロシャツかスーツか。ネクタイの色、柄。靴は茶色か黒なのか…。
話し方しかり。ええ~!、そんなの変えられない!。ごもっとも。全て変えるなんて不可能。たったひとこと変えれば十分。例えば、同僚もしくは面接官に何か質問されたとする。尋ねられて開口一番、
「どうなんでしょうねぇ~…」が口癖ならアウト。
アナタがマジメで責任感ある人であったとしても、相手には、投げやりな奴、他人事みたいに捉えている、と悪イメージ・レッテルただちにペタリンコ!。
「そうですね~、…」もアウト。
よくスポーツ選手が試合直後のインタビューで、そうですね~、を冒頭に持って来るのを聞いたことあるでしょ?。スポーツ選手はいいんです。インタビュアーと同等の立場か、それより上だから。ということは?。アナタは相手と実際に同等であっても少し控えめに身を置く方がイメージ印象はグッと増す。
では回答は?
軽く、相手がギリギリ気づく位の頷きか相槌で、
「分かります。…」か「なるほど…」か「おっしゃる通り、…」。
これだけを使い分ける。静かでおだやかなトーンでだ。相手を受け入れる心構えが私にはあります。最も伝えるべきはこの一点。
それがイメ・ブロック。イメージがイマイチなんて言わせない。ダメダメイメージ、これで払拭。