Title : す酉
会社を、学校を、仕事を、生活習慣病を、
辞める(やめる) 止める(やめる) 病める(やめる)。
舌が辛い、と書いて辞。
ヤメる側もヤメられる側も、確かにピリピリとツラい。誰かがヤメれば仕事は一瞬にして
止まる 留まる 停まる。
確かに激辛食物を口に運ぶ時、人はハシやスプーンをたびたび止める。
健康志向の日本人は皆知っている。酢(す)が身体に良いことを。特に便秘解消には特効薬。つまりは滞る仕事をスムーズに活性化させる力を持っていると言う事だ。
それゆえ、次の方程式は確かに人々を救済する。
辞める(やめる)+す=やすめる ⇒ 休める
病める(やめる)+す=休める ⇒ 回復する
なるほど、確かに納得だ。酢という漢字に酉(とり)という字が内包されているのも頷ける。酉の市とは商売繁盛を指しているのだから。
料理のさしすせそと言えば、
さ 砂糖
し 塩
す 酢
せ 醤油(せうゆ)
そ 味噌 (今の時代ならソースかも)
我が身の人生料理、やはり最も必要欠くべからざる要素はすのみ。
ドロドロ血液をサラサラに。血液を酸性の反対、アルカリ性にするのは酢。ゆえに、
酢にも酸性にも 酉の字が…
つまり、敵の敵は味方。それゆえなのだろう、酢の分子式は C2H4O2
すなわち、
2+4+2=8
末広がりなのである。