三好鉄生と西田敏行のバトン・リレー / モシタラ

Title : 「てか、もし~だったらって此処で空想してんのが好きくね?。オレってマジ出無精、てかシャイだし…」

 

 

もしも あの日 あなたに 逢わなければ

この私はどんな 女の子になっていたでしょう

 

と麻丘めぐみに歌われちゃう ♪ 芽生え。

もしもの話なんだネ。愛しの彼と出逢ってなかったら、今頃私ったら街から街、行く当てもなく泪で歩いてたり、悪い遊び覚えちゃったり、ひっそり暮らしてたり、更には、神の裁きなんかも受けちゃったりしたんじゃないかって想像してるんだね。

アア!彼と出逢えて本当に良かった良かった!。麻丘めぐみ危機一髪、的な。

 

 

涙をふいて 抱きしめ合えたら

あの日のおまえに 戻れるはず

 

涙をふいて 抱きしめ合えたら

どこかで明日が 待ってるはず

 

などと仮の話をみなぎる力で歌い上げる三好鉄生の歌声を、目を閉じアグラ座りで自分を抱き締め、かすかに前後に揺れながら聴いていると、

アアほんとにそうだ。鉄は熱いうちに打て。それで鉄生…。なるほどなぁって。

こちらも、たらはずの話なのよ。もし~だったら、~のはず。仮想シュミレーションってホントに大事。特に血液型Aの人ってそうらしいじゃない?。

 

 

もしもピアノが 弾けたなら

思いの全てを 歌にして

きみに伝える ことだろう

 

と西田敏行。三好鉄生の楽曲 涙をふいて と結論的に違う点は、

涙をふいて、では仮の話が実践されたかどうか不明のまま歌が終わっちゃうのに対し、もしもピアノが弾けたなら、では、

 

だけど ぼくにはピアノがない

君に聴かせる 腕もない

 

と、アラマー、空想をやめ現実に立ち返っての独白があるんだね。つまり、仮の話はあくまで空想、願望なんだと。リアルにビシバシと結論付けちゃうんだね。

ハァククッ!。

 

麻丘さんのは、今だから話せる、アア良かったワなお話。過去を仮定で振り返る、ある意味ヨユーよね。でも、自分の運命を定期的に振り返り、想いを新たにするって大事。だから日記をつけましょーって話なの?。

 

涙をふいて、はリスナーにバトンを渡して、アナタは実際問題として、コレ実行に移しちゃう?って聞いている。勇気あるの?って。

もしもピアノが、の方はバトンを渡さずオレ駄目だった、と独り完結させちゃってるけど、実はリスナーによってバトンを引き継いでいたりするんじゃない?。

いやいや待て待て、今からオレはピアノ教室に行くぜ、みたいな。

 

もし~だったら。

 

ふふふ深いッ!。山芋を掘り出す時に必ずや感じるであろう感覚にも似てッ!。