Title : マコガレイの煮付
カレイ釣りはイライラする。大変疲労する。別にカレイが悪いわけではない。ボクが愚か極まりないだけの話。
カレイを釣ろうと堤防から沖へ向かって仕掛けを振りかぶり、やり投げの如くに全力投入する。ボクの飛距離は約100m。
マコガレイが海底砂上の仕掛けエサを発見。マコはとりあえず餌の上に覆いかぶさりライバルをけん制。すぐ食べてくれればいいものを、何を考えているのかは分からないが、しばらくボンヤリとしているようだ。
やがて餌を食べ始めても、グルメなのか知らないがクチクチと少しずつ食べ、何故か知らないが急に食べるのを止め、再び餌に乗っかりそのまま寝てしまったりする。故に、魚のアタリがあったと猛反応して仕掛けを巻き始めると簡単にスッポ抜けてしまったりする。この時の失望感は筆舌尽くしがたいものがある。
故に、カレイ釣りは気長にのんびりと置き竿、1時間など平気で放置、と人は言う。当初真に受けてそうしていたら、仕掛けはいつしか遠くへと流され海底障害物に根掛かりして仕掛けブッツン、ハイソレマデヨ。1時間ガマンにガマンを重ねて期待は最高潮に達していただけにプッツン結果への憤慨は多大。この怒りを何処へぶつけてよいものか!。というわけで堅めのセンベイを持参するようになり、プッツンな度に思いっきりバリボリせわしなく怒りをセンベイにぶつけるようになってしまった。
カレイの煮付は身よりも卵。そう言う人が多い。ボクもソッチが大好物。買えば結構な値段。実際どれくらいの人気なのだろう、カレイの煮付って。これも毎回ウッカリ聞き忘れてのスッポ抜け。卵の味に終始して、ついぞ人気度は聞き忘れてしまう。