心臓と肝 / ギャル曽根と力士 / 投資

Title : 投資PC会議の目玉

 

 

厚顔無恥という言葉がある。

恥知らずでいても平気な顔をしていられる、という意味。

しかし、ツラの皮が厚い、という言い回しがあることを考慮すると、厚顔無恥の厚い顔とは、肉ではなく皮(ひふ)で厚くなっている状態であることが分かる。

つまり、恥を知らない人間は、かんきつ類で言えばミカンではなく、グレープフルーツのタグイであることが判明する。

心臓に毛が生えている、という言い回しが在る。

堂々としていて勇敢である、という良い意味もあるが、大抵は、図々しいとか厚かましい、といった悪い意味で使われることが多い。

何故、心臓に毛が生えていると、あつかましいという表現になるのか。昔は、肝に毛が生えている、と言われていたそうだが、それとて同じく意味不明だ。

ネコや犬には全身びっしりと毛が生えているが、心臓に生えていなければ問題ないということなのだろうか。

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The grey grey walls of home / 想い出のグレイ・ウォール

Title : Man who are riding in the Limousune〈リムジンに乗っている男〉

 

 

The old hometown looks the same

as I step down from ???〈There is nothing in here

And there to meet me is  ???

〈There is nothing in hereThere is nothing here〉

And down the road I look and there runs ???

〈Authentication disabled. please try again to confirm〉

It’s sad to touch the grey grey walls of home

 

古き良き故郷  何一つ変わってないみたいだ

私は〈ここには何もありません〉を降りると

〈ここには何もありません〉が出迎えに来てくれている

そして通りの向こうには〈認証不能です。ご確認の上、再度お試しください〉 が居て こっちに走ってくる

 

我が家の灰色の壁に触るのは、悲しい。

 

目覚まし時計 / 悲哀 / 持ち主

Title : 12のやさしさに捧げるほろ苦いバラード

 

 

目覚まし時計の悲哀。

持ち主を起床させるミッションを持ち主に与えられ、それを忠実に実行する。

持ち主は眠りを妨げられた目覚まし時計の頭を激しく叩き、再び夢の中へ。

目覚まし時計はケナゲにも再度騒ぎ立て、再び憎々し気に頭を持ち主に叩かれる。

昨日も、今日も、そして明日も。

 

これは目覚まし時計の話で、決して人間の話などでは、ない。

世界に無数の華 / 転職 / 転居 / 友達

Title : 仲良し~お互い保護者

 

 

 

お茶する店は 決まってる あそことアソコ 他はない

食事の店は 決まってる あそことアソコ 他はない

お茶飲む場所は 決まってる あそことアソコ あとはウチ

食べる場所なら 決まってる あそことアソコ あとはウチ

 

話す相手は 決まってる あの人その人 あとはイヤ

許せる範囲は 決まってる そこから先は 身構える

話せる範囲は 決まってる そこまで限界 先は鍵

歩くエリアは 決まってる あの街その街 ここの街

 

ウンザリすること 盛りだくさん 逃げたり避けたり ギブアップ

強制されて 繋(つな)がれて くじけて泣いても 孤立無援

友達なんて 遊ぶだけ 向こうもコッチも 分かってる

会社の仕事も 耐えるだけ 向こうもコッチも 知っている

 

欲しい物なら 決まってる アレだよソレだよ あとはコレ

諦めたのは 忘れてる 価値なし意味なし うそぶいて

棄てたものなら 忘れてる 思い出したら また棄てる

拾ったものは 価値がない 落とした人が 捨てたもの “世界に無数の華 / 転職 / 転居 / 友達” の続きを読む

美味しい物と楽曲歌詞 / 規制とクソマジメ

Title : グスン、絵空事ではダメですか?

 

 

 

世界各国、漢字に憧れる人は大勢いる。視覚的にカッコイイものや、たった1字や2字に込められた深い意味合いに感銘を受けたりして。

私達のように、根深い英語コンプレックスを持ち、なおかつ漢字生活を営む民族にとって漢字へのラブコールは大変に誇り高い気分になれる風潮である。

であるが、残念ながら、漢字は日本国固有のものではない。

日本国固有なものはひらがなであるが、こちらはサッパリ人気がない。ガックリ。

気を取り直すと、我が国の食は、漢字にも増して世界各国から絶賛の嵐。コアラのマーチや丸ごとバナナに驚愕し嬉し涙を流さんばかりに感動している外国の方々のお顔を眺めていると(YouTubeで)、大変満ち足りた想いである。おそらく大半の日本人は想いを同じくするのではないだろうか。

にもかかわらず、私には非常にゲせないことがある。出た、と思う方もおられるだろうが致し方ない。

日本人は美味しいものを隙あれば食べようとする。美味しいものに固執し執念さえ持ち、話題にする。

つまり、美味しいものをメガトン級に大事にしていて常に頭から離れない。

では何故、

歌謡曲やJポップなるものの歌詞中に、それがミジンも歌われないのか。 “美味しい物と楽曲歌詞 / 規制とクソマジメ” の続きを読む

予選落ちで大騒ぎ / 栄養落ちは騒がれず / 賞賛とは何か

Title : 「オーイ ! 大丈夫なのかァーッ ?!」

 

 

かつて、五輪日本男子体操2大会金メダリストが野菜を一切食べない、と知った時、私は激しく当惑した。あの見事に鍛え上げられた肉体は?。あの驚異の身体能力は?。と…。

もう、大嫌いな小松菜とか我慢して摂取し続けるのやめようかな、と一時は真剣に首を傾げ続けたりしたものだ。

更に、五輪男子アイススケート銀メダリストが野菜をほとんど食べず、肉オンリーの食生活だと知った時、この情報は世のお母さん達にとっては天敵ではないかと苦笑せざるを得なかった。

その後知った。若いから筋肉は絶頂期にある。滅茶苦茶な栄養管理でも何とかなってしまう。若さとは、それほど勝手に輝きを放ってくれるものなのだと。だがしかし、

行きは良い良い、帰りは恐い

ということを知った。極度な栄養バランスを無視した食生活の継続は、特に30歳に突入してからは、病気や怪我に対する治癒力が異常なほど弱いということを。

前述の選手と完全真逆に位置する人が北島康介。 “予選落ちで大騒ぎ / 栄養落ちは騒がれず / 賞賛とは何か” の続きを読む

生き物って悲しい / 見続ける目

Title : DOG・GOD

 

 

生き物って悲しいねぇ…。

夕暮れ時、自転車をチンタラ運転していた私。ふいに背後からオバ様運転の軽快な電動チャリに抜き去られる。

オバ様の前カゴにはテリヤ、後ろカゴには小太りベージュ色のフレンチブル(以下チブルと呼ぶ)。

私はいつもするように、チブルを指差し、満身に笑みをたたえて声なき爆笑を演じる。

チブルは激しく驚いた様子でドングリマナコを大きく見開いた。

オバ様左折。

私は右折ぎわ、なおもチブルを指差し続け、サイレントな爆笑をやめない。

チブルが遠ざかってゆく。一心にこちらを見ている。凝視している。

哀し気な目。

自分が嘲笑されたと思い込んでいる。ショックを受けている。犬でさえ一瞬で自身を喪失し委縮する。

誰かをイジメて、そのことをすぐに忘れられる人は気持ちの切り替えが上手な人だ。得てして、この世の中、そういう人が出世することが多い。人を踏み台にしたことをすぐに忘れることが出来るから。

私は不器用な人間なので、ワンちゃんを見かける度、飼い主に悟られないように毎回この行為を行う。ワンちゃんの目を常に忘れずにいるためだ。

最後まで、何度もこちらを振り返る悲し気な犬の目。

ワンちゃん、すまない。

苦しい弁解をさせてもらうと、

自分がした行為への激しい後悔は、相手への愛おしさを倍加させる。

Grand Duke / 大公様 / 闇夜を見通す鳥は何処へ

Title : Sirent eye〈物言わぬ目〉

 

 

 

日本人は時代から取り残された。と言われて久しいが、ホントだな~とつくづく思う。

勿論、最先端アイテムの使いこなし、それは出来ている。物質関係にはチャンとついていけては、いる。

ダメダメなのは思考と意識。価値観もそう。簡単な例を挙げると、

未だに、マンガの世界に出てくる老人の話言葉って、

「ワシは~なんじゃ」「そうじゃのぅ~」

日本昔話ならいざ知らず、イマドキそんな老人言葉で皆さん話してますか。広島弁は上記の言い方しますけど、喋り方は歯切れイイですからね。

アニメやマンガの世界、さすがに年配女性が割烹着(かっぽうぎ)着てたり、お母さんが赤ちゃんをオンブ紐でしょってたりはしませんけど、話し言葉は相変わらず遠い昔の老人言葉。 “Grand Duke / 大公様 / 闇夜を見通す鳥は何処へ” の続きを読む

現代用語の奇想知識

Title : アラビアのロレンス

 

 

◆ 苦魔 (くま)

自身の人生の苦しみに耐え切れず魔物と化しピンキリの社会的問題を引き起こすに至る愚か者。山(手)などで散財罪(さんさいつみ)をしている買い物依存症の主婦が突然襲われ被害に遭うニュースが時々報じられている。

 

◆ 怒嬢 (どじょう)

お目当ての男性が草食系でアタックすれどもノレンに腕押し、激怒するお嬢様に他の無意味男性からお遊びモーション。その際の身のかわし方は見事。怒嬢なだけにツルツル。

 

◆ 頷義 (ウナギ)

職場、特に会議時には頷いてイチ早く同意を表明せねばならぬ義理男。天然物は希少、最近では言葉がカタコトな外国人労働者に多いと聞く。

◆ 飴場 (アメーバ)

ムチをかわしアメばかりを欲しがる者達が集う場所のこと。単細胞なのでいかようにも分裂増殖を繰り返す。永田町に多い。

粘子 (ネコ)

塾はおろか学校にも行きたくない。時間を惜しみ食事も風呂も、トイレまでもカットしてゲームに埋没する子供、またはオトナコドモ。その粘着性は強度。無理にはがそうとすれば破損の恐れも。

◆ 倒裸 (トラ)

悪質なアダルトビデオに出演しギャラを踏み倒されてしまう女性のこと。

◆ 破恥 (ハチ)

恥をかなぐり捨て自暴自棄と化し、公共の場であらゆる迷惑をまき散らす者。

◆ 多抜 (タヌキ)

水増し請求によってフトコロを肥やす愚か者。うまく化かしたつもりだが必ずバレテーラ。最近都会で急増、チクリ情報多数。

◆ 鯨人 (げいにん)

近代、希少価値となった芸人のように世界的保護が急務な絶滅危惧種。いつになったら芸とやらを披露してくれるのだろう、この人…。

◆ 困注 (こんちゅう)

夏に限らず大量発生し、応じかねる注文を出し店員を困惑させる者。冬場でも冬眠せず活発に動き回る。店側は応対に苦慮し、注意も出来ず困注。

◆ 仮想 (かそ)

ある地域から人が多数流出し、結果、その地がさびれてしまうこと。流出の理由は仮想現実世界への埋没。近年では学校がさびれている場合が多い。

高知の奇跡 / 宝くじの笑顔 / 緊張と防御

Title : タッカラクジ・ルーレットっス

 

 

高知県、たったひとつの宝くじ売り場から大当り3連発。

不公平だインチキだと激怒する人から、運を全部使い果たしたから残りの人生いいことないよ、とニヒルに呟く人から、周囲大騒動の修羅場になるのサ、アー嫌だ嫌だ、とひたすら眉ひそめる人など、反応は様々。

でもホントは羨ましい。なんせ人間なもんで…。

 

いずれにせよ考えてしまう…。笑いが漏れるのは現物、ゲンナマを未だ手にしていない段階。いざ、受け取る日はどんなものなのだろうかと。

人が笑うのは緊張していない時。防御態勢に入っていない時。人間はそういうふうに出来ている。

だから長丁場を戦うプロレスラーが相手に対してどんな種類の笑い顔を作ったとしても、その瞬間は緊張度、防御態勢が弱い、ということになる。

一瞬で決まる相撲は笑顔を間違っても作れない精神状態、身体状態にある。

常に笑顔を絶やさない女性達は、男性より明らかに緊張する度合いが少ない。防御態勢は男性より強い。よって、女性は一人で外に居る時は笑顔が少なく、知人が周りに居れば笑顔が出始める。防御を相手に預けたからだ。突然リラックスする。

もちろん、相手の事を嫌いなら笑顔は出ない。嫌いだから出ない、というより、厳密に言えば、相手に対して防御態勢に入っているからだ。

自分はほとんど笑い顔を人に見せない。

そう思っている人は、一体何に対して、緊張し防御態勢に入っているのだろうか。