Title : お手上げワンちゃん
今年も、12月恒例、わが日本列島に於ける
『2021年最も注目すべき重大な出来事 』
が12月7日、定刻劇場88階間抜けの間で
多くの報道陣を集め発表された。
2位3位は大方の予想通り、
3位がコロナワクチン3回接種してもええじゃないか騒動、
2位がシュウマイ議院総選挙グリンピース外し画策疑惑
であったが、関係者を大いに驚かせたのは、注目の第1位だ。
当初、SNSでも第1位は
冷凍春雨の名称をメーカーの区別なく
“ 氷雨 ( ひさめ ) ”
とする時限立法の強行採決が最有力とみられていたが、
結果は、DOG乱が第1位。
2022年干支である虎 (トラ ) が
2022年の干支を正式辞退したことにより、
繰り上げ干支に返り咲いた犬の顔色をうかがう形での1位の缶が強く、
カンの中身はプレミアム謎肉、が大方の予想。
小社ペット部は、日本犬就寝 ( ケンネル) 協会理事長のキャワワワーン森本 ( 以下、K森本)
に、第1位の感想を、
東京虎ノ門協会会館別館改装工事中ペンキ塗りたての別室にて
100円SHOPのレインコート着用で伺った。
「飼い主たちが、とかく会話の中で
“ それじゃまるで犬死 ( いぬじに )だ! ”
等と例えることが多いわけで、これには全国の
チワワ日本語学校創設メンバー互助会コンニチワを始め、
多くの犬種団体から、
イヌジニという言葉を辞書から完全抹消するようにとの抗議が
沸き起こったことは周知の事実です。
ただの老衰で亡くなるケースでも、イヌジニとの汚名を着せられてしまうのですから私達の心労をお察し下さい。
まぁ、着せられてもすぐに脱ぎ捨てますけどね。
さらに、
犬も歩けば棒に当たる
ですよ。棒に当たった犬など過去ほとんどおりません。
それに、
犬が歩けば、ではなく、犬も歩けば、
という点が、多くの犬達を悩ませているところです。
犬も、ということは、他の動物もまた棒に当たるのだと考えられるわけで、
その動物とは一体なにか?、を解明すべく
去年も『第4回犬も歩けば解明大賞展』を開催しましたが、
全国応募総数3772100の中から、これは!
という推論を提言出来たもの ( 応募規定:400字詰め原稿用紙2枚以内 ) は
残念ながら見出せませんでした。さらに、
誰かをスパイ呼ばわりする時にも
〇〇のイヌ
などと、極めて侮辱的な言い回しが未だに使われるわけで
日本SAFEも、新政権誕生後、
これらのことにはとんと無頓着、何の対処もしておりません。
そのようなことから当協会としましては、
全国園内冬季ドッグラン使用禁止全面解除
を求め、飼い主の手を振り切り、
コロナ禍の、
マスクなし散歩強行突破
を全国規模で展開したわけです。
結果的には、TVナマ中継が
全国犬駅伝の模様をお伝えしております
とテロップを出してしまったので、
我々の抗議は湾曲されてしまいました。また、
未だに中高の社会科授業では、
愚かな民衆に選ばれた愚かな政治家が政治をつかさどることを
黄犬政治
と教えています。
みなさん、天然の黄色い犬というものを
見たことが1度でもありますか?。いやいや、
サアカスのピエロ犬は違います。
あれは水性絵の具を塗られているんですから。
とにかく、このように1から10まで
犬を愚弄、ネコを賞賛、
という閉塞感のある社会を改善すべく、
私達は今後もランするつもりでおります」
注:この談話は、社に戻った質問記者が、
スマホの録音をONにし忘れていたことに気づいたものの、
インタビューの返答内容も完全に忘れてしまっていたことから
適当に創作して発表したものであることが後日判明した。