事実は小説より奇なり / 身の毛もよだつ恐るべきエピソホド

Title : 水中ラジオ体操

 

 

事実は小説より奇なり。そういフ言葉がある。ウォプッ!。そんな体験がボクにもアリ。第1のエピソードは中学2年の夏休みだったケエ。

ボクは初恋の相手に自作の歌をプレゼントしようと、鼻の下をぶら下がり健康器具にぶら下がったまま微動だに動けなかった大宮の親戚のおばさんの姿勢の様に伸ばし、聞くも恥ずかしいラハッブ・ソングの歌詞を英語辞書を見ながら翻訳しておったのでフ。

ボクがホの字だった子は三つ編みを左右、肩に垂らしておったケエ。ボクはエキサイトしながら三つ編みおさげ髪の英訳を調べたのであるフォッ。

 

PIG  TAIL

 

三つ編みおさげ髪は英語でピッグ・テイル。直訳すると豚のシッポ、と書いてある。ハォウッ!。ボクは全身が凍り付いた。

ボクの日本語歌詞は、“ 君はおさげ髪を風になびかせ ” といフものだったのですケ。

PIG TAILS HAIR IN THE WIND

 

もッ、もし彼女が豚のシッポヘアを風になびかせとその場で訳したら一体どうなるといフのッ!。

ハァァウッ!。ウォプッ!。

 

ヤメ。中止。何も送らない。

 

そホして、もうひとつの事実は小説より奇なり第2弾。観光地としてはその時分あまり知られてはいなかった南伊豆の海岸でのエピソホドなの。

中学2年の夏休みでピッグテイル事件から数日後のさわやかな昼下がり。友人は肉体を鍛え上げることに躍起になっていて、その日も岩場の海で水中ラジオ体操を始めたワーケなのである。

「すッ水圧すごいッ!。かなり筋肉つくぞお前もやれヘッ!」

激しく波しぶきあげ狂ったように水中体操にのめりこむユフジン。

「ヤダねッ!。オレはマラソンがいいッ!」

とボクは叫び、狭い僅か5メートルほどの岩と岩の間の砂地を猛スピードで往復なのでアル。

とその時、岩崖の上からボクらを見下ろした通行人のお兄様がおられまスた。

見れば1人の子供が溺れかけており、もう1人はどうしてよいやら分からず、ただ半狂乱で助けを呼ぼうと走り回っているではないキャ!。

トォッ!

そのチトは海に飛び込みユフジンを救出!。

「大丈夫かッ!」

 

大丈夫か?。何がハ~?。