Title : 時代の大河を行く!
「今は “ ビバヒル ( ビバリーヒルズ高校白書 ) ” がマイブームなんですヨゥ~」
「へぇ。我々オジサン世代のドラマじゃないの。オレも観てたな~、流行りで」
「デイビッド坊やが好きなんでスゥ~。シルバーピアスがチョー似合ってて~」
「あれね。ピアスするって言ったらプロデューサーに反対されたんだってね。
あとになって流行りがすたれた時カッコ悪いから止めた方がいいって。
あん時、男のピアスが大流行りだったんだよアメリカ。
忠告当たっちゃったね~見事に」
「でも、寅さん ( 映画 / 男はつらいよ ) なんて思いっきり時代遅れなシーンばっかじゃないですカァ~。
お茶の間とか黒電話とカァ~」
「それは違う話だね。寅さんイコール昭和なんだよ。
あのシリーズが丸ごと、ザ・昭和なの。古き良き時代のエッセンスだね~。
流行り廃り(すたり)の問題じゃないのよね~。時代を描いてるんだよ。
でねッ、ビバヒルはスタイリッシュな青春物でしょ?。てことは
クール志向のヤングなんかがリキ入れて観ちゃってるもんなんだからね~、
のちのち “ キャー、ピアスだってよー!、イケてなーい!(爆) ” ってのは
良くなかったんじゃないのお~?」
「なぁ~るほどネェ~」
「歌の文句(歌詞)にも流行り廃りの小道具って出てるじゃない。ホラ、
ポケベルとかテレフォンボックスとか。ダイヤルとかさ。まさか、
それ無くなっちゃうなんて誰ァれも思わなかったもんな~、あの頃」
「でもカラオケで歌ってますよアタシ達。
ダサイって感じた事はありませんけど~。ニブチンなんですかネェ~?(笑)」
「違うでしょソレ。ソレ違うでしょ。きっと
時代のインデックスって見なしてんじゃない?。
歌詞に純喫茶って歌詞があるってことは多分あの頃か~、
歌声喫茶なんて◇年頃が全盛だったっけ~とか当時のヤングは振り返れるし、
キミみたいに未だ生まれてないヒトも
検索して時代時代の雰囲気に触れる楽しみがあるってわけよ~」
「その点、今はもうインデックス無理っぽいですかネェ~。
ガラ系からスマホ、アッという間だったですよネェ~。
変化早過ぎ、ひと時代も何もあったもんじゃないですヨォ~(笑)」
「言えテル。ウィリアム・テル」
「誰ですソレ。あ、グレイのテル?」
「グレイ?。あ、ヘンゼルとグレイテルか」
「それワザとでショ。マ、とにかく早過ぎですかネェー!」
「今、コンピューターなんてあんまり言わないしな~」
「東京タワーなんて誰も言いませんしねぇ~。
スカイツリーって言いますもんねぇ~」
「言うよ。東京タワーって。言ってるよ、皆」