自分宛てのメール / ひとりごと

 

 

 

★NON。ノン。このPOEMの主人公。

 

 

台無しに されてしまったことが あってね

台無しに してしまったことも あったんだよ

 

何度も 思い出そうかな  忘れたくないから

二度と 考えないように しようかな  覚えてちゃ良くないよ

 

宛もなくて 何だか ボンヤリしちゃって

約束もなくて 何だか 漠然としちゃって

 

何度も 繰り返そうかな  やり過ごして 眠れるように

何度も 続けようかな  未練がましく 起きてられるかも

 

 

そう言われても 困ってしまうだけ

そう答えても 後悔するだけ

だから やって来た風に  乗せて運ばせちゃったよ

だから うやむやに 風に任せたら 無くなったんだってば

まさか 探しには行かないよね

だって 見つからないよ

最初から 何も無かったって 言ったら怒る?

 

朝顔 すぐにしおれて つまらない

夕顔は どうなんだろう

見届けたこと ないから分からない

暗くなると 恐いから

 

人に 分かってもらえないって いいよね

人のこと 分からなくても 気にしなくてすむよ

皆 そうだと思うけど

 

 

いつまでそうかって 聞かれても 困ってしまう

いつからそうか 考えたことないもん

雨が いつ降り始めたかより 傘あるかないか でしょ

傘ないけど 今 傘必要ないとこに 居るし

帰ったら そう伝えてよ

誰だったっけ あのひと   名前忘れたけど

 

 

 

 

◆写真タイトル / 花になる前

〈華夏とKに対をなす写真あり / 女性〉