Title : 雪山にいぬぽっちなセント・バーナード
誰しも、人から、きとるね、かなりきとるね、と言われるような人間なら、ひとつやふたつ、MY探求課題というものを心の中に温めている筈だ。私の場合、
ひとりぼっち
この課題だ。
ぼっち、って何。
どうゆうこと?。
その後、ふたりぼっち、という言葉を耳にして驚いた。
何それ。
そうゆうのもあるの?。
その後、暇なとき、寝ころんで天井をボンヤリ見つめながら、こう思う。
みんなぼっち
というのもありなのかな、と。
きみぼっち
とか
「わたしぼっちだから私」などと言う女性が次第に、明確に、そして強く眼に視えるようになってきた。
つまり、私はそんな偉そうな人間ではないが、明らかに
ぼっち
を捉えたような気がする。よく人が口にする言葉、あなたも口にしたことがあるはずだ。
「これっぽっち?」と。
ぼっち
ぽっち
両者には何かしらの関係があるのではないかと私は疑った。犬の名前に
ぽち
はあるが、
ぼち
はない。
だが、もし飼い主が飼い犬のポチに「ぼちぼち行こうか」と促したとしたら?。
あるいは、ポチが与えられた餌を見て「これっぽっち?」と思えたなら、
「ポチはこれっぽっち」ということが出来る。入れ替えれば
ぽっちはこれポチ
とも言える。つまり、ひとりぼっち、のぼっちとは
ぼちぼち行こうかと、かつて促されたポチの孤独を言い当てているのではないか。
ならば、ふたりぼっちとは
ポチが鏡を覗き込んだ時の状態と言えないだろうか。
Title : 鏡の中のポッチと向き合うボッチ2020Zの後ろ姿