小さな子供の昔に帰って熱い胸に甘えて / 聖母たちの子守唄

Title : 不死鳥は誰に来る

 

 

さあ 眠りなさい 疲れきった体を 投げ出して

青いそのまぶたを 唇でそっと ふさぎましょう

ああ 出来るのなら 生まれ変わり あなたの母になって

私の命さえ 差し出して あなたを守りたいのです

この都会は 戦場だから 男はみんな 傷を負った戦士

どうぞ 心の痛みをぬぐって

小さな子供の昔に戻って 熱い胸に 甘えて

〈マドンナたちのララバイ/ 岩崎宏美〉1982年

 

 

この楽曲は、女性から男性に対して捧げられた母性愛的包容力がテーマ

になっているが、こういった基本的な感情は、

いかなる人間関係にも当てはまる。

性別を問わない友人関係や師弟関係、家族愛や博愛、

それら全ての擁護、庇護の感情こそが、いかなる社会にも必要とされ理想とされる世界の核だ。

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