Title : 「ニホンゴ、ワキャリマシェーン」
「アナタ、お風呂いい湯加減よ」「いい加減なこと言うなッ」
「底抜けに明るい彼が好き。」「明るいと底が抜けて落ちちゃうの ?!」
「信号は青で渡りなさい」「緑にしか見えないよー!」
日本語はむずかしい。確かに “ 不思議の国ジパング ”。
「この問題が解決するまでは枕を高くして眠れないゾ」
「ボク、枕は低くないと寝つき悪くて。
どうしても解決しないとダメなんですかね」
上げ足取り?。それとも少数意見の尊重で真の民主主義発言?。
「タヌキ寝入りやめろよな」
「キツネだって人をばかすんだから時々はキツネ寝入りって言って。
タヌキのこと憎いの?」
日本語はユニークで奥が深い。奇妙キテレツなところがある。世界をアッと驚かせる製品を繰り出す発想って、案外、日本語喋ってるからなのかも…。
「飛ぶ鳥落とす勢い?。誰が落とすんだね」「恐らく狩人かと思われますが…」
「狩人だったとして、狩人は何の勢いをつけてるんだ」「威勢がいい人?」。
「ホラ吹き、泡吹き、吹き抜け。共通点は?」
「空気を押し出している状態だと思います」
「ホラ話は空気を押し出しながら喋るものかね」
「むずかしい問題ばかり投げかけてきますね部長。
あんまりイジメないでくださいよ(苦笑)」
「泡を吹く、がカニに例えている表現なんだとしたら、ラッパ吹きは
カニということになるが?。そんなこと実際に起こり得るだろうか」。
「タコ足配線は危ないからやめて」
「コードって大抵は白色なのに、どうしてイカ足配線じゃないんだろ。
イカの方が適任だと思えるけど」。
「オニギリは握るからオ握り。おむすびって…」
「キンチャク寿司のことだろ。あれはカンピョウかなんかで
結んであるんだからな」
「アレ、おむすびなの?」
「口汚く罵られたよぅ~」「許せない。汚いのは口じゃなくて言葉の方なのに」
「野宿しちゃったあ」「どこに」「原っぱ」「どんな宿があったの?」
「宿題出来ました」「宿の題名を考えたって、それ何の授業なの?」
世界の言語もこんな調子なんだろうか。だったとしても日常生活の相互伝達はスムーズに進行しているのだから、人間の脳って本当に凄い。
「花一輪か」「輪に見える?、チューリップが」。
なるほどねー。日本に漫談というものが生まれた理由がよく分かる!。
日本人って言葉の魔術師。で、世界で何番目くらいなのかな?言語的には。
世界に言葉遊びの漫談ある国って、どれくらいあるんだろう。