Title : 「何も賭けんでええよ」って、アンタまさかのヒゲジイ星人ッ!
昨日寒くって今日はポカポカ。うふぅむ…
遂に春よネと上機嫌で歩いていた夕暮れ時、何故か突如的に激しい雨!。
ハァァウッ !!。
慌てて喫茶店に飛び込み窓辺に陣取る。
降りの強さは?と外を見やると雨はやんでて
通行人が傘をおろす姿も見えちゃったりして、何これ、通り雨?。
こんな時は必ずジューシ-・フルーツ歌うところの
♪ ジェニーはご機嫌ななめ、の一節を口ずさんでしまいマッス!。
♪ いつもそうなの 誰か私に
イジワルしてるんじゃないッ ?!
♪ もっとチヤホヤしてなきゃダメよ、昼も夜もッ、
とまでは思いませんけども、まぁ…そこそこ…。
ある程度の配慮は欲しくはあるのデッス!。
しかし再び強い雨がッ!。ハァァウッ!、駆け出すあの人はサッキのボーク!。
良かった喫茶店代ムダになんなくて、とか何ちゃぁ~ソレッ。
で、ふと頭に浮かんでしまった内山田洋とクールファイブの
♪ 長崎は今日も雨だった
主人公はこう歌う。
♪ あなたひとりに賭けた恋 と。
つまりは遊びではない本気の恋。男性か女性かは分からないが、
主人公は愛する人の姿を探し求めてさまよい歩く。
恐らく、あてどももなく…。
♪ 行けどせつない石畳
どこまでもそれは続く。迷路を繰り返し終わらない。
一方、オーヤン・フイフイの ♪ 恋の十字路、
に登場するヒロインもまた同じ心境を吐露。
♪ まっすぐ行こうか 曲がろうか
あなた一人に賭けた 恋、恋…
このヒロインもまた ♪ 雨の舗道に捨てられる。
そうッス。全力投球でそうなのッス。
自分の人生を愛する誰かに賭ける。
かげがえのない唯一無二だと信じた人に託す。
そして彼、彼女の姿を突然見失う。進むべき路を見失ってしまう。
大澤誉志幸 (おおさわよしゆき) も歌った。
♪ そしてボクは途方に暮れる と…。
途方に暮れたくない。再起不能になど絶対になりたくない。
誰でもそう。いつでもそう。
そんな結末など思い描きもしなかった。
その危険を僅かに感じても人は必ずソレを否定する。
悲劇を受け入れる選択肢などない。ハッピーエンドにしてみせる。
だって、悲しい結末の可能性を受け入れたら…。
何もなくなってしまうから。
雨は入店20分後にはやみ、ボクは足早にスーパーへ急ぐ。
お惣菜が何もなくなってしまうから。
アアッチャァァーッ!。
ボクが賭けるのは、おッ、お惣菜程度ッ!。